喜びの彼方

三年後、三年前を振り返り、微笑む私。

表現

今年やっていくことは表現することです。

自分を表に現す。

自分の中で育ててきたもの、育てられなかったもの、見放したもの、失ったもの。

自分の中に眠る世界が現実と当たり前に接続している状態を目指します。

好きなものを好きにして、嫌いなものを嫌いにして、吐き気がするものにはゲロを吐いてやります。好きなひとに好まれて、嫌いなものには嫌われたいです。

嫌な状態は、自分の相手に対する評価と相手の自分に対する評価が薄く剥離することです。自分の中に嫌われたい、嫌いな感情があるのに、その感情に無感動、相手を否定する言葉をいくつも貯めていく状態は避けます。嫌われなければ、好まれる、楽しい空間には到達できないから。

あるものを交わして、様々なものとの接し方を覚えていきたい。はじまりの点だけを鞄に詰め込んで、次を踏んだことのないわたしからは卒業します。

生を傷つけない。肯定と否定をそのまま表現する。誰かが知っている、話しているから自分はしなくていい、そんな世界は存在しない。常に新しさしか存在しない世界に生きている。知らなければいけない。

ガオー。って大きく叫びたい。

死を考えます。今が続いていけば、通過する死。私と取り巻く様々を瞬間、失う感覚。

どれだけ今に溶け込んでいても、感情に好きだと告白されても、いつか離れていくことを僕は知っているから一体どのような感情を表現したら良いのか不安になる。意味だけが今に落とされていき、それを包み込んだ銀紙の外にコードレスで突き放されていく。

抜け殻ばかりが目につく。感情が全て抜けてしまった。セミの抜け殻。セミを捕まえても、セミの中身はセミ自身の肉だけがそこにある。夏はそこにはない。

全てが暴走していく、予測不可能な話には付き合いたくない。可能性を頭にもたげていては、直ぐに黒髪は蒸発する。関係なく、僕はハゲになる。

青春を無駄にした。その代償に得たものは、今までの人生はくだらない人生。何も始まらず、同じおたまじゃくしを何度も苦々しく飲み込む日々。響け自分。何も響かず溶けもしない土偶

感じるものは全て可能性だ。可能性を進む旅人に必要なギターを僕は雪に埋もれた家の暖炉で燃やした。三年前の古新聞と一緒に。

夢など何処にもない。感情などいつも忘れられる。たった一人、目の前のかわいい女の子がゲロの沼に引きずり込まれても、一時間後には忘れてる。忘れたことが山ほどあるのに、誰がわたしの大切な全てをおぼえているのだろうか。

たった一人にできることはたった一人でいること。ひとりぼっち。それを表現するために旅人は記憶にないギターを探すため、母のいる家から飛び出した。